数学攻略の流れ
筆者は数学の勉強を2段階に分けています。まずは解法習得。この期間では典型問題の解き方を覚えます。次は応用練習。応用的な問題や複数の解法を用いる問題を解いて、解法を使いこなせるようにします。
解法習得期
この期間は解法を覚えることが目標です。言うなれば英単語の暗記と同じ。単語を覚えるとき、知らない単語を目の前にして意味を何十分も考えるなんてことはしないはずです。数学もこれと同じです。問題文を読んで、解き方が分からなければすぐに答えを見てしまいます。割り切りが大事で、ここに時間を費やしてはいけません。
教材の選び方
初歩から始める場合は、基本を扱っていて解説が詳しいものを選びましょう。例えば定期テストをクリアできればよいという人なら教科書と授業ノートでも構いません。一方で難関大を狙う場合は『チャート式』などがお勧めです。詳しくはこちらを御覧ください。
解説を読んで満足しない
解説を読んだら次の問題へ……はNG。理解したら解説を隠して自分で解いてみましょう。驚くほど解けないはずです。読むだけだと理解した“つもり”になりやすいのです。行き詰まったら解説を読み直し、理解を深めましょう。自力で解けるようになったら次の問題へ進みます。
復習が最重要
英単語を1回覚えたら未来永劫覚えていられるという人はほぼいないでしょう。私は10個覚えても次の日に7個は忘れています。何回も復習してようやく覚えられるという感じ。数学も似たようなもので、繰り返し復習をしないと忘れます。何度も解き直してようやく解法をマスター出来るのです。
応用練習期
応用的な問題や単元をまたぐ問題を解いて、覚えた解法を使う練習をします。また、特に難関大ではパターン暗記だけでは解けない問題が出題されることもあります。そのような問題を解く練習も行います。
教材の選び方
これも解法暗記と同じく何を目指すかで教材が変わります。定期試験に通るだけならそもそも応用練習なしで解法暗記だけで行けてしまうことも。万全を期すなら教科書某用の問題集がお勧めです。大学入試であれば志望校の過去問などを用いると良いでしょう。これも詳しくは別の記事で紹介しようと思います。
分からなくても格闘してみる
解法習得を終えていれば、必要な知識はほぼ揃っているはずです。あとはそれをいかに使うかが応用練習では重要です。分からない問題があってもすぐには答えを見ず、しばらく考えてみましょう。例えば(1)(2)(3)のように小問に分かれている問題なら、前の小問がヒントになっていることが多いものです。(2)が分からなければ(1)を活用できないか考えてみるとよいですね。
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